「クローズアップ現代」を見た。
番組の詳しい内容は、こちらにすごくまとめてあります。個人的にはなんかブロゴスフィアに迎合してるというか、ちょっと微妙な感じもした。カリスマってねえ。
というか、これはNHKによるブロガーへの効果的なアプローチかもしれないなと、ぼくの中のすっごい悪い人格が指摘した(21番目くらいの人格)。
実際、けっこう好意的な内容が書かれてるし、もちろん本人も書きますからね。そうやってNHKの好感度アップを狙ってるんじゃないか。というか、そういうこと(ブロガーマーケティング?)をPR会社が提案したんじゃないかなと。
さらにそれを書いたブロガーを洗い出して、NHK受信料を徴収にまわるとか。そこまで設計してたらすごいな。
気になるのは、やっぱりアルファブロガーに影響力があるのかってところです。影響力は本当にあるのかなあ? もちろんゼロじゃないのはわかるけど(ぼくだって何人かにブログを通じて本の購入を誘導したことくらいはあるし)その程度なんだと思う。
安室奈美恵がカルティエのラブリングを大ブーム起こすようなことにはならない。もちろんこれは極端なケースだけど。
なんていうか、ブログと広告については、もう少しちゃんと議論したい。ROIが優れているというのは確かにそうかもしれない。でも骨董品や嗜好品ならともかく、一般家庭で消費される商品では、ブログに広告を出したり記事を書いてもらったりしたくらいではぜんぜんリーチが足りない。
シャンプーでもカップラーメンでもいいんだけど、100個売るならROIを重視して、ネットだけで売れるかもしれない。ブロガーになんか書いてもらって売れるかもしれない。でも1万個とか100万個になったら絶対に無理。広告の効果ってのはコストに対して逓減するので、ある点を境に効率が悪くなる。
これはSEMをやってみればわかる。効率重視でキーワードを絞り込めばたしかにCPAはよくなる(=ROIが高くなる)。でもそもそもの販売数は伸びない。ある程度の販売数を確保しようと思ったら、もう少しキーワードを広げなければならない。そうやって、コスト効率と総販売数の両方を見ながらチューニングするのがSEMのノウハウです。
原価率を考えて、ただROIをよくするだけじゃなく、どこまでなら払えるかを考えて広告のコストを投下するのが広告管理の常識だとぼくは思っている。
マーケティングの定義は人それぞれだけど、「利益の極大化」はそのうちのひとつであることに異を唱える人はいないでしょう。そう考えると、単純に獲得単価だけを考えるんじゃなくて、総合的に見なければならない。テレビCMを使ってもいいし、ブロガーとコンタクトを取ってもいいけど、そういうことを考えてバランスよく最適化を考えることが大事。
だから選択肢のひとつとしてブロガーコミュニケーション、ブロガーリレーションが今後重要になるのはわかるんだけど、代替するものじゃないし、極論だけどブロガーを無視しても売れるものは売れる。
どっちかっていうと、ブロガーとかブロゴスフィアって広告塔的に使うんじゃなくて、これまで建前しか聞けなくてほとんど意味がなかったグルインとかの代わりに使えると思う。outじゃなくてinの手段というか。
そういう本音が書かれているところがブログのいいところで、金とかモノを渡した途端にグルインの失敗と同じで本音が出なくなってしまうから、やっぱり企業とブロガーの直接的なコンタクトは難しいとあらためて思った。終わり。











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