日経産業に出てたニュースから。
PR会社のベクトル(東京・港、西江肇司社長)は検索エンジン最適化(SEO)効果を重視した企業向けPRサービスを26日から始める。顧客企業のニュースリリースに基づいた記事を、協力先のニュースサイトやブログ(日記風の簡易型ホームページ)に掲載してもらうことを保証。記事を掲載したサイトにリンクを張ることなどで、顧客企業サイトへの誘導を図る。
3媒体以上のニュースサイトと、50以上のブログでの掲載を保証する。リンクが多く張られているサイトは検索結果の上位に表示されやすいとされる。ニュースサイトなどへの掲載を増やすことで顧客企業のサイトを検索エンジンの上位に表示させることを狙う。
[6月22日/日経産業新聞]
ふーん。ふーん。ふーん。3ふーん。
ベクトルのニュースリリースコーナーにはまだ出てないですね。
そうですか、ついにきましたか。
SEOを声高に言っちゃってますね。でもこの売り方ってNews2uと同じですね。
SEOの観点から言えば、数も大事だけど「どこに掲載されるか」という質も重要だし、本当に考えなきゃいけないのは「そこに載ることで売れるのか(企業の業績に効果があるのか)」ですよね。
PR会社って、そこの見極めや設計のプロだと思うんだけど、これだとそのへんのサービスと変わらない。学生ベンチャーがWikipediaとか(自分で作った即席の)無料ブログからリンクを張ってお金をもらうビジネスをやってそうだけど、そんなのと同じに見える。
もしかしたら掲載を保証する50のブログが特徴的なのかもしれない。AMNやCyberBuzzのような(比較的PVの多いブログの)ネットワークを構築しているとか。
この記事だけではよくわからない。でも「PVが多い」から「PR効果が高い」かっていうと別だけどね。それを一番わかってるのがPR会社のはず(最近増えているマーケター気取りの人たちは残念ながらわかってない)。
そういえばベクトルは「クチコミのチカラ」って本を出すんだった。出版元の日経BPのサイトによればこんなの。
内容紹介
インターネットの登場以来、私たちのコミュニケーション手段はEメールに始まり、ホームページや掲示板、ブログや SNS、さらにはYouTubeやSecondLifeといった動画や3D仮想空間などを介したリッチメディアへと発展を遂げた。このようなWeb2.0 と称されるインターネット環境の進化は、メディア産業へ「革命」を起こしたと言っても過言ではない。インターネットの到来は、新しいメディアを生み出し、消費者の行動をも変えた。この状況が意味するのは、つまりマーケティングの方法も変えなければ消費者を動かすことはできないということだ。クチコミマーケティングは、さまざまなキャンペーンやブランディング活動の中で、重要な役割を果たすマーケティング手法として位置づけられるであろうと確信している。本書では、クチコミマーケティングの新しい可能性を開拓していくための指針となるように、先進事例を多く取り上げながら、クチコミが消費者を動かすプロセスを解説した。
うーん、クチコミを薦めている企業が始めるサービスとはどうしても思えないんだけどなあ。やっぱり50のブログってのがすごいんだろうなあ。
ちなみに検索エンジン側から見れば、これはグレーゾーンだと思います。
実際、Googleは申告ベースで排除対象を受け付け始めているし、知り合いの代理店から聞いたところでは某社のサービスを使ったらYahoo!の検索順位が大幅に下落したそうです。だからSEOをアピールするのは難しいというか、もしかしたら逆効果かもしれないです。
正しいことをやって儲けるってのは難しいのかもしれませんね。
Googleは「悪いことしない(Don't Be Evil)」って言っていて、しかも見事に収益化も実現しているけど、なかなか同じようにはできないのかも。まあGoogleを信じるかはそれはそれで別問題なんだけど。
ちょびっとフォローもしておくと、ベクトルグループは(子会社の仕事だけど)PR TIMESとかおもしろい試みもやってるんです。このサービスはデザインはいまいちだけど、企業と生活者(この場合、≒ブロガー)とを繋ぐ仕組みとしてはいい。ぼくもRSSを購読してます。
これはぼくが前に作ろうと思ってたサービスに近い。これを発展させて、購読者側が(今は全件しかRSSも発行されてないけど)自分の興味のある会社とか業種で絞り込んでカスタマイズしたFeedを生成できるようになっていけば、より親密なコミュニケーションの土台になると思う。
あ、そうだ。前にWOM勉強会でも話題になったんだけど、どうして企業の担当者がNews2uとかブログPR広告系のサービスを使うのかというと、掲載数そのものが社内での実績として評価されやすいからみたいです。
もちろんそんな浅はかな評価基準じゃなくて、きちんと効果を見ている企業もあると信じてますが、どうも聞いてるとそうじゃない企業のほうが多そうです。
まあ保証してもらうのはお金を出す側にしたら安心できるので気持ちはわかるのですが、目的は載せることじゃないので、そこを履き違えたらダメですね。











コメント(1件)[コメントだけのRSS]
なんか出てた。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000000204.html
http://prtimes.co.jp/newseo.html
うーん。うーん。うーん。うーん。4うーん。
投稿者: 河野 | 2007年6月25日 22:39