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ブロガー厚遇施策ってなんだろう

こういう記事を見つけたので、あらためて考えてみた。考えるきっかけを与えてもらって感謝です。

ブロガーに協力を仰ぐ、という際に一番重要なのは、
「本音」をある程度影響力を持って書いてもらうことであると思っている。
それを達成すると考えると両方の方法がそれぞれ、
「強制力がないようで実はある」という意味で、
結局のところ同列なのではないか、と感じはじめている。

元々は「インターネット広告のひみつ」の記事みたい。

ここで触れられている「モノをもらっちゃったら悪いこと書きづらいよね」っていう問題点はWOM勉強会でも過去に何度も議論になっている。

答えは出てないけど、

  1. モノをもらっていることを明示すれば大丈夫(透明性を確保することで、読者のリテラシーを信じる)
  2. そもそもその程度のことで提灯記事を書くようなブロガーはどうかと思うし、次から呼ばれないから自然淘汰されていく
  3. 記事内容が間接的にでもコントロールされるからこれもNG

というような意見が多い。
ぼくは2は本質的には一番正しいと思っていて、でも現実的には(そのスクリーニングをやる企業は少ないだろうから)1で落ち着くのかなと思っている。3は最終的にそうなっちゃう可能性はあるけど、ぼくの望む未来じゃないからあえて却下しておく(でもいつもここに落ち着きそうなので悩む)。

ブロガーイベントはいろいろあるし、同じ待遇でも感じ方は人それぞれだから、それが厚遇かどうかはさておき、「内容に遠慮や配慮が混じってしまうという点では、PPP(PayPerPost)もブロガーイベントも同じ」という意見はちょっとちがうかもと思った。

まず、ブログPR広告にしか存在しない問題があることを指摘しておきたい。
それは「コピペが容認・黙認されている」ことです。実際、こないだの『SPA!』の記事でも、ブログを作る前でも申し込めば承認されてしまうサービスが多いし、一生懸命書いたエントリーよりも、5分でコピペして書いたエントリーのほうが金になる以上(多くのサービスでは先着で報酬が保証されている)、記事内容はどんどんいい加減になる。なにより金儲け目的のブロガーが大半を占めている時点でそうなることは避けられない。

ぼくはこの点はかなり大きな違いだと思うし、その部分を簡単に金やモノをもらうから同じと結論付けるのは危険だと思う。そしてブログPR広告の初期はこうじゃなかったこともあわせて言っておきたい。初期のプレスブログでやった、パスタの試食キャンペーン(コンビニで買って食べてから記事を書いてね、パスタ代は払うからってキャンペーン)とか、けっこう良かったと思うし。だからこそぼくも当時は強く支持した。

でも登録者数をかき集める方向に走ってからおかしくなり始めた。アフィリエイターが悪いとか書くと和田さんとからむねさんに悲しい顔をされそうだし、実際そんなことないんだけど、うまい言葉が見つからない。正確に言うと、アフィリエイトで儲からない人たちが、より簡単に稼ぐために登録して利用してるようなのでアフィリエイターじゃなかったりする。
とにかく雑誌や書籍でネットは儲かるみたいなことを言って煽る人たちには、もうちょっと正しい情報提供をしてほしい。

もちろん記事が誰かに支配されているかというのは大きな問題で、透明性だけで解決するものではない。人間心理というものはそのくらい単純だし、だからこそ選挙のときに候補はみんな握手したがる。

あと、あえて「厚遇」について言及するとすれば、ブロガーを新聞記者と同じように扱えばいいだけだと思っている。
確かにどのように扱ったらいいのかわからない気持ちはわかるんだけど、従来のメディアの記者に対してやらないことは、ブロガーに対してもやらなくていい。
その代わり、褒めてくれるとは限らないし、絶対書いてくれる保証もないことを覚悟しないといけない。すごく簡単に言うと、それだけ。

交通費すら払わないのもアリ。ただし、記者は経費清算できるけど、ブロガーはそれがないから、交通費くらいは負担してもいいのかもしれない。このあたりも「じゃあ北海道から行くから飛行機代出してくれ」とかそんな話になりかねないので、試行錯誤が必要だと思う。

まあこないだ書いたStartMacの件じゃないけど、この新幹線のケースも、単純に「うらやましい」って気持ちが働いているような気もする。

そういえば、そろそろこの議論も終わりかなと書いたんだけど、なんだかんだで続いてますね。

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コメント(3件)[コメントだけのRSS]

四家さんも記事を書いてた。
http://www.current.co.jp/next_generation/archives/2007/06/post_40.html

僕も河野さんに基本的に賛成です。

で、結局それぞれの「ブログ論」みたいな立場によって、答えって違うんですよね。

で、当たり前の結論ですが
1.企業は。2.ブロガーは。3.読者は。
ってそれぞれにモラルやリテラシーが必要ってことです。

あと、CGMを避けるマーケティングっていうのは、やっぱりアリな気もしました。

長文失礼しました。

そうだよね。
でも「モラルやリテラシーが必要」って言っちゃうと、それで議論は終了、あとはがんばれってことになるので、なにかしらやれることはないかなと思ってます。

ネットもブログもどこまで透明性を確保できるかが大事で、その微妙なバランスを探りたいですね。

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