深キョンとクドカンのドラマ、なかなかいいね。らしい感じ。でも深キョンはますますムチムチしてるね。
ま、それはさておき。
こないだのマジックミドル系ブロガー新年会でモデキさんに言われて気付いたんだけど、たしかにここ数日のコンテンツとかメディアに関するエントリーは、それ読んだ人に誤解を与えてるかもしれない。
それを補足しておこうと思います。
ぼくは別に「ウソはダメ」とか言いたいわけではないのです。一連のエントリーの反応を見ていると、
- くだらない話は書いちゃダメ
- 情報は必ず裏を取ってから書かないとダメ
というような「責任感」が強く伝わっている感じがするんだけど、ぼくの言いたい「責任感」は、メディアとしてのTPOをわきまえようということであって、すべてのコンテンツをニュース原稿や論文にしたいわけじゃない。
コンテンツそのものはくだらないものがあっていい。むしろネットにはくだらないコンテンツが少なすぎるくらいだと思っている。
27時間テレビをひたすら見続けて、モニタの前で堂々と寝るくらいのバカがもっといてもいい。だからぼくは「コロタン」をやったし、今は「キッズプレートチャンネル」を手伝っている。
コンテンツとメディアは別で、不マジメなコンテンツをマジメなメディアに載せたらダメだし、その逆もしかりということ。具体的には、ウソだらけの記事をニュースサイトに載せたらダメとかそういうこと。
ニュース番組で「やらせ」があれば怒るけど、バラエティなら許されるのは、それを届けるメディア(この場合「番組」の放送枠)がちがうから。
テレビに報道とバラエティの区分があるように、自分のコンテンツがどっち向きなのかは常に考えなきゃいけない。それがプロデュース。
ブログに話を戻すと、メディアとして広告費を得ようとするのであれば、自分のブログがどういう「番組」なのかはわかってないといけないし、そこにどんな話を書くのかはもっと慎重になればいいのにって思う。
そういう話をしてます。
そのバラエティの中でもいろいろあって、「波乱万丈」で話すことと「さんまのまんま」で話すことはちがう。「波乱万丈」なら悲しい話をして泣いてもいいけど、「さんまのまんま」でそれやっちゃダメ。
そういう暗黙のルールがちゃんと守られているから、ぼくらはテレビを安心して楽しめる(し、時に守られてないと怒る)。ってまあ別に暗黙じゃないんだけど。
もっとも報道だかバラエティだかよくわからない、その間のグレーゾーンもたくさんあって、「行列のできる法律相談所」のように「法律バラエティ」という番組も存在している。ワイドショー全般はグレーかな。
この手の番組は弁護士とか、大学教授とか、権威っぽい人を出して報道っぽい部分も若干感じさせるんだけど、芸人が司会しているとか、いろんなところでバラエティであることを示している。これはリスクヘッジでもあるんだけど、こういうノウハウが歴史の長さなんだなって思う。
新聞とか雑誌はもっとわかりやすくて、そのメディアの色(スタイル、スタンス……)は固定化されているし、それを逸脱しない。
繰り返しになるけど、コンテンツはどんなものでもいい。マジメでもバカでもオッケー。それがメディアとセットで考える時は組み合わせを考えないといけない、ということ。そして広告を入れるということはセットで考えなければならないということ。
広告枠を売る時に約束した番組の枠から逸脱したコンテンツをそこに流しちゃいけないってこと。それがメディアの責任感。編集長の責任。
最初から「これは素人の男女の恋愛を追っかけるブログです」とか「地方在住の20代サラリーマンの日々の記録と愚痴です」と言って、それでも広告が出稿されるならそれでいいけど、「これはIT系ニュースのブログです」と言ってるのにそうじゃない話題を流すのはちがうってこと。
もちろん「サブプライム問題も自分の失恋話も書く、何でもアリなブログです」って言って、それでも広告を出したいってケースもあると思う。それはそれでいい。それこそ個人メディアってのはそういうものかもしれないし、責任編集雑誌はこれに近いかもしれない。
なるだけ丁寧に説明しようとすると、すぐに長文になるからいかんなあ。書くのも読むのもしんどいですしね。
てことで、まとめ。
マジメじゃないコンテンツがあってもいいし、むしろブログにはバラエティ色の強いものがもっと増えればいい。別にみんなが日経新聞やNHKや東洋経済を目指さなくてもいい。メディアはそれだけじゃないし、人を楽しませることを目的にしたメディアだってあっていい。
メディアの色とは偏りのことでもある。そうやって、いろんな色を持ったブログがあふれた時に、ブログ広告ってのがもう少し市場化するんじゃないかな。
もちろん、この記事の内容を、信じるか信じないかは、あなた次第。











コメント(6件)[コメントだけのRSS]
バラエティは「バラエティだよ」というシグナルを明確に放つ必要があるのかもしれないですね。印象論かもしれませんが、そういう「読み取り」の力が見る側に減少しているのも事実。
人を笑わせるという作業は、他の感情を引き起こすより難しいと思います。
投稿者: ululun | 2008年1月14日 08:16
そうですね。明確なシグナルと、混在させないことが重要だと思います。メディアを名乗る場合は。
日記ならごった煮でいいと思うし、ぼくのブログもごった煮です。メディアなんか思ったことない。
> 人を笑わせるという作業は、他の感情を引き起こすより難しいと思います。
特に文章だと緊張と緩和のキモである「間」が相手側(読み手側)にコントロールされるので難しくなりますね。
お笑い評論を始めると長くなりそうなのでこのへんで。
投稿者: 河野 | 2008年1月14日 10:43
こういうのをブログで指摘せずに会ったついでに指摘してしまうのはいかがなものかと反省しております。
見るに耐えられるコンテンツ作りというのはくだらなかろうが真面目だろうがその労力は大変なものだと思います。
幸い(またはとても大変)なのは、Webのコンテンツは出来合いではないほうがより面白いということでしょうね。これは「ブログはコメントやトラックバックが面白い」のエントリーにつながります。
投稿者: modeki | 2008年1月14日 18:18
そですね、他の人のためにも書いちゃったほうがいいですよ。
ぼくはそのほうが仲間が集まると思ってます。
投稿者: 河野 | 2008年1月14日 18:52
> ネットにはくだらないコンテンツが少なすぎるくらい
ほんと、ネットの世界はまじめですねみなさん。
まだ放送大学のほうがずっとくだらない(いい意味で)。
ネットコンテンツの構造上仕方がないのかもしれませんが。
投稿者: Zoker | 2008年1月15日 00:44
Zokerさん、コメントありがとうございます。
放送大学は見たことないのですが、もうちょっとくだらない(でも見るに耐える)コンテンツが増えるといいなと思います。
ケータイとも連動できるでしょうしね。
投稿者: 河野 | 2008年1月15日 08:46