おととい書いた「ブログ広告はダメだと思う」というエントリーだけど、予想通りそこそこブックマークされている。ピンボケなコメントもいくつかあるけど、まあそれはスルーしとこう。わからないならululunさんみたいに聞いてくれればいいのに。勝手な解釈をして批判されてもねえ。
コメントを通じて論が形成されていく、というのは今回も本当に実感した。自分では毎回同じことを書くのがめんどくさいのでついついはしょってしまうから。
おかげでいいエントリーになった気がする。「保存版」のカテゴリーに追加しておきました。
ぼくもブログにここまで関わってきた人間だし、恩義も感じているので、ブログをやってる個人が金銭的にもある程度恵まれることは望んでいます。だけど今のままじゃとても無理。広告主としてお金を出したいと思わない。思う人がいるなら、それでいいけど。
TechCrunchが毎月広告費だけで数千万稼いでるから日本でもってのはわかるけど、TechCrunchのようにホンイキでやってるブログメディアは日本にあるのだろうか。
TechCrunchは毎日更新してるし(数十日更新がないアルファブロガーって……)、愚痴みたいなウジウジエントリーもないし(攻撃的なエントリーは多々あるけどね)、どこかのニュースサイトのコピペだけですませた短文エントリーもない。
ちゃんと書いている。ほんとに、ちゃんと書いている。
べつに特定の誰かやブログを批判・非難したいんじゃなくて、メディア論を語るならそういう土俵に上がるべきだと思うし、そうじゃないなら書いたとおり『わしズム』のようなパーソナリティ丸出しの個人メディアを目指すしかなくて、でもそれって誰が見るのと思うわけで。
もっとコンテンツについて真剣に考えないといけないんじゃないかと思う。ムラ社会での権威ではなくて、ちゃんとコンテンツと捉えたときに、その道の権威になれているのか。あるいは、それまでの権威(者)を脅かすような新参者になれるのか。
広告収入を目指すなら自分が発信しているものの価値について再考する必要があると思う。そうしないと、少なくとも純広は難しいと思うよ。
[追記]
何人かの方がこの話題について、取り上げてくださっていますのでご紹介。
- ブログ広告はブロガーのお茶目を許さない
- ブログ広告ってナニモノかって分かってるのか?
- 「ブログ広告はダメ」じゃなくするヒントは河野さんが書いている
- 大企業主体の「ブログ広告はダメだと思う」、タレントになれないブロガーは自分のウリになるものを売ればいいだけさ
- いまは徳力さんを信じるのみです。ただそれだけ
他にもあるかも。見つけたら教えてください。











コメント(11件)[コメントだけのRSS]
茂出木です。
僕はネットの初期、「ホームページ」を作りましょう的なころから一貫してコンテンツの話をしているのですが、10年以上を経て思っているのは、参入障壁が低いことで層を厚くできることで受ける恩恵ってでかいんじゃないかってことです。
残念なことは、何でもかんでも参入してしまって、わけがわからなくなっちゃったことかな。
昔話ばかりで申し訳ないですが、当時はYahoo!がホームページのレコメンドをしていた。これにはすごく意味があったと思う。Yahoo!のオススメにはサングラスマークをリンクと一緒にもらえるんだけど、ああ、コンテンツをちゃんと見ている人が評価してリンクをつっているんだと思うと、サイトの価値も、Yahoo!
の価値も明確に上がっていたように思うのです。
だから河野さんのやっているをホワイトリスト作りを僕は応援してます。
投稿者: modeki | 2008年1月 8日 12:39
blogじゃないですけど、ガチでネットコンテンツをつくっているところといえば、例えばほぼ日なんかが日本だとそれにあたるのではないでしょうか。あそこは広告うってないですけど。
投稿者: ねこ | 2008年1月 8日 20:56
>modekiさん
そうですね、参入障壁の低さは要因になってるでしょうね。良くも悪くも。
「ぽぷる」のデータがたまったら、例えばぼくのオススメ(サングラス)を毎日紹介してもいいかもしれませんね。
>ねこさん
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり「ほぼ日」はコンテンツですね。超コンテンツです。10年以上も。
ただ、あれは有名人だから作れるメディア/コンテンツだと思っています。じゃあぼくらのような普通の素人がブログなどを使ってどれだけのメディア/コンテンツが作れるのかが今の関心です。それこそカルピスやCoCo壱が広告を出したくなるようなブログが作れるのかをずっと考えています。
投稿者: 河野 | 2008年1月 9日 00:54
>じゃあぼくらのような普通の素人がブログなどを使って
>どれだけのメディア/コンテンツが作れるのかが今の関心です。
この辺、非常に興味あります。
何をポイントとして、何をやっちゃいけないのかってのが整理できていなくて。
是非、エントリーにしていただけると。
投稿者: f-shin | 2008年1月 9日 11:05
f-shinさん、コメントありがとうございます。
まだまとめて書く段階じゃないですね。
ただはっきり言えるのは、理想と現実のギャップを埋めることも大事だけど、それ以上にコンテンツというものは軸とか枠とかが明確になってないとダメだってことです。
ぼくのブログも含めて、多くのブログがメディアになれないのはそれが理由です。まあメディアになりたいとは思わないけど。
投稿者: 河野 | 2008年1月 9日 13:26
はじめまして。
> "TechCrunchのようにホンイキでやってるブログメディアは日本にあるのだろうか。"
という(反語的な?)問いに対して。
・・・たとえば、これなんか、どうですか?(私の知人が主体となって運営してるものですけど)
PingMag ー東京発「デザイン&ものづくり」マガジン
http://pingmag.jp/J/
http://pingmag.jp/
TechCrunch(本家)と比べるとすると、それこそ「異種格闘技戦」or 「野球対サッカー」になっちゃいそうですが・・・少なくとも、2005年4月開始時から一定の更新頻度と、そして内容の濃い記事を維持してきている(しかも、はじめから英・日bilingualでずっと)ところは端から見ていて頭の下がるところ。また、広告枠を入れたのが去年後半からなので、広告収入で持続可能な媒体として成立するかどうかはこれから・・・という状況のようですけど。
投稿者: HS | 2008年1月10日 05:30
HSさん、コメントありがとうございます。
PingMagはだいぶ前に見て知ってました。それきり読んでなかったのですが、たしかにいま見ると作りこんでる感じはしますね。記事の内容がぼく好みじゃなかったので継続して読まなかっただけで、ハマる読者はいそうな気がします。
アクセスとか反響とか、広告収入の実際のところとか、いろいろお聞きしてみたいです。
投稿者: 河野 | 2008年1月10日 07:45
たびたびすみません。お恥ずかしい話AMNを知らなかったのですが、404や小粋空間さんに貼ってある広告が何かは気になっていました。AMNだったのですね。
私はアフィリエイターの端くれのつもりなのですが、アフィリエイトを題材にしていると、アドセンスで情報商材が出まくるので頭に来て全てはずしました。前回見ていただいたのは、アドセンス以外の広告サービスを自分で作ったる!と頭に血が上って考え付いたものです。拙いアイデアを見て頂いてすみません。
河野さまがご指摘くださった「広告を貼り替えるのを楽にする(自動化する)というのは、ぼくはあんまり賛成してなくて、そこに広告とコンテンツ(この場合、ブログ)とのハッピーな関係があるとは思えない」というくだりは、私も感じていたことで、自分でお見せしておきながらアドセンスには勝てないし、貼る側としても楽しくないなとやってみる前から挫折していたのでした。
結局じゃあ、アドセンス以外の広告でどんな方法があるだろうと考えた時に、優れたコンテンツと広告を出したい企業の橋渡しをするのはどうだろうと考えましたが、いち早くAMNで形にされていたと今日気づきました(笑)。でも、これは一個人がやってもなかなかあのブログの面子は集めきれないなあと思いました(笑)。
ところで、「CoCo壱が広告を出したくなるようなブログ」、かなり興味がありますね。CoCo壱好きなのでwww。ですけど、逆に言うと企業は既存のブログを見て、選ぶわけですよね。CoCo壱が欲しいブログってなんだろうと考えて作っても選んでくれない可能性もあるわけで。しかも、あまたのブログから選んだ方がCoCo壱側も効率がいいわけですよね。難しいけど、私がCoCo壱側なら、普通のブログで良いんじゃないかと思います。例えばアルファな人がプログラムや書評を熱く語っている中で、疲れを癒す時に時々CoCo壱が好きで食べにいく、それで十分じゃないかなと思うような気がします。CoCo壱以外の食べ物屋の話はなるべく書かない、それくらいの配慮は必要じゃないかなあ(笑)。長くなりすぎてすみません。
AMNにとりあえずダメとは思いますが参加のメールを出してみます。
投稿者: afiliate | 2008年1月11日 01:44
たびたびコメントありがとうございます。
ぼくはアフィリエイターという職業(?)をまったく理解できないのですが、ブログが金儲けの道具に成り下がっていることをとても残念に思っています。
ただafiliateさんが実際に行動を起こされてるのは素晴らしいと思います。
「CoCo壱が広告を出したくなる」というのはいろんなレベルの話があって、執筆者の身元がわかっていて信用できるとか、日々更新しているテーマを安心して読めるかとか、その先にいる読者の信頼を得られているかとか、そういうことが問われていると思います。
もちろんある程度の期間、運営(更新)されていることは信用を勝ち取るためには重要なので昨日今日作ったブログにまともな広告は出稿してもらえませんね。
消費者が企業の「パートナー」になるためには企業側だけじゃなくて、消費者側も変わっていかないといけないんじゃないでしょうか。
そういうことを考えています。
投稿者: 河野 | 2008年1月11日 08:08
まともな記事が少ないのは、お金を儲けられないから。儲けられないから、ネットにまともな記事が少ない。ということでしょう。確かに、ネットでは儲けにくいですね。
投稿者: coolweb | 2008年1月17日 13:24
coolwebさん、コメントありがとうございます。
たしかにマネタイズは大きな問題だと思いますが、それは企業ベースの話で、個人ベースではもうちょっとおもしろいコンテンツが増えればいいと思います。
「まとも」の解釈次第ですけど、もっと趣味丸出しのコンテンツがあってもいいんじゃないかと。埋もれてて見つけられてないのかもしれませんが。
儲けられないことを(個人ベースでは)言い訳にしたくなくて、もっと手前の欲求として「みんなに見てもらいたい」から作る人が増えればいいのにと思います。
投稿者: 河野 | 2008年1月17日 13:44