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グランズウェル

ようやく読み終わったので、あらためて紹介。

この本オススメです。自分で書いたのかと思うくらい主張が似ている。割合にして95%くらいは同じこと話してますね。

ちなみに5%の相違点は例えば「ビジネスブログにコメント欄は必須」とか。ぼくはそうは思わなくて(こないだも書いたけど、「ほぼ日」のように)メールを受け取れるだけでいい場合もあると思う。大事なのは顧客の声を聞こうとしている姿勢を、ちゃんと見せること。

あとはオンライン上のインフルエンサー(この表現はあんまり好きじゃないんだけど、ネットにおいて情報源になってる人たち)の声を採用するときは、もう少し慎重になったほうがいいというのも少しだけスタンスが違うかもしれない。彼らが主張するように積極的に採用したほうがいいケースもあると思うけど、本当にそうなのか、顧客の代表性がどのくらいあるのかをまずは掌握する必要がある。

非常に共感したのは、組織の問題で失敗(あるいはそもそも実行できない)することが多いことを明言している点。

この問題は日本においても同様で、新しい文化に変化する過渡期において、保守的な人たちがブレーキになることは多い。そして大事なことなんだけど、これは年齢は関係なくて、あくまでも人の問題である点。身近な例だと、ビーケーワンの社長だった石井さんは70歳を超えてたけど、ぼくの主張を支持してくれたし、自らもユーザーの書評を毎日読んで評価をするくらい、CGMに参加することを実践していた。その反面、20代や30代でも変化を感じ取れず、また理解しても勇気がなくて参加できない人たちもたくさんいた。

だけど、行動しない限り、本書に出てくる言葉を借りれば「会話の輪に加わらない限り」その企業に未来はない。今や消費者は企業の一方的な宣伝に耳を貸さない。それはノイズですらなく、存在していないものになっている。CMスキップはその行動が具体化されたひとつに過ぎない。

まずは彼らと話ができるように、彼らのいるところに自ら出向かなければならない。さらに重要なこととして、出向いたから聞いてもらえるなどと思わないこと。こういう誤解をしている人は多いけど、それは違う。消費者の会話の輪に加わることは、「聞いてもらえる可能性がゼロではなくなった」ということに過ぎない。加わらなければゼロ、だけど加わったことでもしかしたら耳を傾けてもらえるチャンスが生まれただけ。
この謙虚さがないとまるで相手にされない。ジャイアニズムは通用しない。

これは、PR会社や広告代理店たちのように「連れて行くことでお金を稼ぐ」人たちが無責任な話をしているせいで、ますます勘違いした人が増えているという状況もある。
だから本書に書いてあるように、正しいパートナー選びをしなければならない(さらにいえばそれは企業選びではなく、担当者選びの意味だと認識しなければならない)。

無視できない消費者の存在、グランズウェルはもうすでにこの国にも起こっている。
最近の例でも、まず毎日新聞のケースが挙げられる。Yahoo!が広告配信をストップしたのは大量のクレームが原因だった(そのすべてが誉められたものではないけど)。
あるいは「かんなぎ」ってマンガが無期限休載になったのもネット(グランズウェル)の力だよね。

思い返せば、東芝事件の頃から変わりはじめていたのかもしれない。あの頃ぼくはまだニフティにいて、マーケティング部に異動になってたけど、元いたサポートの仲間たちからその大変さを聞いていた(経緯をアップしたホームページがニフティにあったので)。
「ひとりの問題が、みんなの問題になりうる」ということを、当時のぼくは目の当たりにしたし、それが今の自分の考え方に影響を与えていることも間違いない。

いろいろと書きたいことはあるけど、まずはひとりでもたくさんの人にこの本を読んでもらってから話し合えたらなと思うので、このへんで。
ぼくのブログを読んでくれてる人には絶対相性がいいと思います。

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いつも大変お世話になっている方から サプライズでクリスマスプレゼントをいただきま

コメント(5件)[コメントだけのRSS]

memoです。

痛いニュース(ノ∀`):美少女キャラ“非処女発覚”にファン暴走、人気漫画
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1199113.html
株式会社一迅社 WEBサイト
http://www.ichijinsha.co.jp/information/index.html
東芝クレーマー事件 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E8%8A%9D%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E4%BA%8B%E4%BB%B6

「前例がないから駄目」というのはその最たるものですね。泣かされました。
つまりそれは原始が存在しないということなのに。変えたくない、失いたくないという言い訳でしかないのですよねえ。

まさに。「行動しないことがいちばんのリスク」というのはソフトバンクの孫さんの名言ですが、そういう勇気と覚悟が必要だと思いますね。

私もこの本、読みました。
この記事にリンクを貼らせていただきました。
http://japan.cnet.com/blog/denkiami/2009/12/13/entry_27035804/

鍛冶哲也さん、コメントありがとうございます。
紹介もありがとうございました。記事も読ませていただきました。

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