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自分の能力を相対化する

最近いろんな人に話してること。けっこう納得してもらえるのでブログにも書いておこう。

相対化の話はこれまでも何度か書いてるんだけど、それは企業の競争だけじゃなくて、個人にも当てはまる。

自信がないという人(やその上司)からよく相談を受ける。聞いてる限り、鬱病と同じでかなり多そう。で、だいたいそういう人は理想が高い。理想の自分と比べてるから「自分はまだまだだ。ぜんぜんできてない」と落ち込む。

そういう人は向上心があるので、すごくいいことなんだけど、比較対象を自分にしてる限り、一生勝てないし、安心もできないから余裕も生まれない。

そこは見方を変えて、世の中の人たちと比較したほうがいい。理想の自分の何パーセントに達してるかはこの際どうでも良くて、今の自分が日本で(あるいは世界で、時には社内で)何番目かを考えたほうがいい。

そしてそうやって自分のスキルや現在地を相対化するには、とにかくたくさんの人に会うしかない。会うだけじゃダメで、その人の本気と向き合わなければならない。

ぼくも数年前(ビーケーワンにいた頃)までは、自分の能力を相対化できずに、いまいち自信がないまま過ごしていた。ある程度はやれてるという気持ちはありつつも、世の中にはもっともっとすごい人がいるからと自分を卑下していた(というか「いるはず」という妄想に囚われていた)。

だけどそれ以降、いろんな人と会って、周囲ですごいと言われるような人たちと会ったり話したりしてきて、「あれ、思ってたよりすごくないかも」とか「なんでみんながすごいと言ってるのかわからん」とか思うことが増えるにつれて、自分だって負けてないと自信を持てるようになってきた。

そういう意味でも、社外の人と会うことは本当に大事だと思う。
10年前と比べても、いろんな勉強会が毎週のように開催されていて、全部が有益ではないかもしれないけど、そういうところに参加して始めて「自分はこの会場ではイケてるほうだ」と確認することで(自惚れだっていいじゃん)自分の能力を相対的に評価できるようになっていく。まあ評価ってのは他人がするものなんだけど、まずは他人に「どうぞ評価してください」と思える程度の自信はつけないといけないので。

こういう話をたっくんには1年を通じて何度もしてきたこともあって、彼が作った「Decade -3」でも取り上げてくれてる。

voice

こないだのお別れ会(っていうと怒られるか、送別会ね)でも、工藤ノートの中身をせっかくなんだからちゃんと公開したらって言ったので、たぶんそのうち公開されると思います。きっと博多弁で。

あと私塾でも、

  • 自己主張できる人になってほしい
  • 相対的に自分を評価して、勝てる場所とかがわかるようになってほしい

というようなことを目指してやってるのですが、そのくらい「自分自身の相対化」は大事なことだとぼくは思うのです(他にも「口だけでなく、ちゃんと実際に行動できる人」とか「利他的精神を持つ人」とかあるんだけど)。

自分の能力を相対化できれば、かなり楽に生きていけます。本当に。

そうそう、相対化でいいネタがあったのです。

それは劇場版ドラえもんの「のび太の宇宙開拓史」。あの映画では、地球に比べて重力の低いコーヤコーヤ星で、のび太がスーパーマンとして大活躍するというエピソードがあったんだけど、もし自分の能力を相対化することができれば、ああやって自分が勝てる場所を探すヒントになる。

まずはいろんな人と会ってみるのがいいと思います。

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コメント(10件)[コメントだけのRSS]

いつも興味深く読ませていただいている
マーケティング会社(主に販促)に勤める者です。

今回の記事大変参考になりました。

早速、よりたくさんの人に会うよう頑張ってみます。
(引っ込み思案なのですが。。。)

ありがとうございます!!

オスギさん、ヒントになったようで良かったです。
ぼくも人見知りなのですが、たとえばセミナーとかだと無理に話さなくていいので参加しやすいと思います。疲れたら懇親会は出なけりゃいいし。

EBISU GIGSとかもいろんな人が集まるので、利用してもらえればいいかもしれません。

僕も以前は自分の能力の相対化ができずにモヤモヤしてました。(今もまだまだですが。)

ネットの世界に入って約1年半、僕よりもイケてる人は星の数ほどいますが、それでもフリーでもちょこちょこ仕事をいただけています。

その理由としてはセミナーとかでアドバイスをする人はいても、そのアドバイスを実行できる人はほとんどいない、じゃあ僕はそこまで行って手を動かしまっせ、というところです。(時間はあるので社外社員くらいの勢いです)

世の中にはアドワーズの設定するだけでも一苦労な方たちもいて、それだけでも仕事になっちゃったりするんですよね。
で、設定して運用代行とか。(もちろん利益が出るまで絶対逃げない、といった覚悟はいりますが)

勝てる場所を探すってめちゃくちゃ大事だと思います。
正直、それがある程度わかるようになってから収入も全然変わりましたし。

僕個人としては、自分の場所がわからないところでがむしゃらにやるよりも、勝てる場所、少なくとも勝てそうな場所、見晴らし良い場所で周りを見ながら頑張ったほうが、自分の成長、という意味でも全然違うんじゃないかと思います。

長々と失礼しました。

武士さん、コメントありがとうございます。
実際に行動してる人の声はきっと他の人にとっても参考になると思います。感謝。

そういうことってありますね。
私も昨年後半、とある講座に出ていて、発言やレポート内容に対してびっくりするぐらいいい評価をいただいたんですが、自分にとって普通であることを出しているだけという感覚だったので、評価されたこと自体に驚きました。その経験から、あんまり自分を卑下したり謙遜するのも考えものだなと思うようになりました。
とはいっても、相対評価がいいからといって、自分自身が納得できるかというと、そうではないわけで、そのバランスが大切なのかなと思います。

maruさん、コメントありがとうございます。
ある程度は納得していいんじゃないですか? 自分に厳しすぎると疲れますよ。

同じような経験があります。
11年前、会社で本業とはほど遠い、いわゆるつまんない仕事で腐っていたとき、これではいかん、と思って、自費で国内ビジネススクールに通ったら、「意外と、自分ってやるじゃん」ということになり、自信がついて、それから海外赴任が決まり、そこで結果を出して、帰ってきてからも、割と自由な環境で仕事をさせてもらっています。
今現在は、ちょっと大変な状況ではあるのですが、そういった自分の歴史を思い出して、「なんとかなるかも」と落ち着きました。ありがとうございました。

ササキさん、コメントありがとうございます。
やっぱり相対的に見ることは大事ですよね。今はたしかにいろいろ大変な状況だとは思いますが、みなさんなら大丈夫だと思いますよ。初動も早いですしね。

初めまして。「自分の能力」について調べていて、こちらのページにたどり着きました。確かにそうですね。自分の理想ばかりを追って苦しんでいることに気付きました。相対化できるようにしようと思います。

nayamistさん、コメントありがとうございます。
少しでも楽になればよかったです。
理想の自分は強敵過ぎるので、もうちょっと周囲に目を向けたほうがいいですよね。

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