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透明性の低いコミュニケーション

例の件。まあML(マーケティングClip)では少し話してるんだけど、いちおうブログにも。

なんか、わりと怒ってる人が多いですね。
じつはぼくはそんなに怒ってないというか、なんで今さらみんなそんなにムキになってるのかなと不思議な思いで見ています。

そもそもこの謝罪文がCyberBuzzを使ったプロモーションについて、語られているのかはわかんないですね。
まあタイミングとか「中止した」って部分とかを見ると、状況証拠的にはこれなんだろうけど、ガイドラインに違反するということが、ペイパーポスト(PayPerPost)のことなのかもわかんない。

勝手に行間を読んで、勝手に補足すれば、CyberBuzzはペイパーポストのサービスであり、これはGoogleのサーチに関するガイドラインに違反している、ということになるんだろうけど、なんだかな。
何人かが書いてるけど、別に今回が初めてじゃないじゃん。

ぼくはそれはどうでもよくて(あ、ペイパーポストは超反対ですけどね)、

ご迷惑をかけた関係者各位とユーザーの皆さまにお詫びするとともに、再発防止に向けて、透明性の高いコミュニケーションに努めてまいります。

という取って付けたような、そして透明性のかけらもないこの文章に「透明性の高いコミュニケーションに努めてまいります。」と書いちゃう部分が気持ち悪いです。
「見苦しい格好ですみません、これからは服を着ます。」と裸芸人に言われてるような感じ。

やんごとなき会」会長候補としては、担当者はマズいだろうなあと思いながらも、でもやらざるをえなかったんじゃないかとちょっと同情もしてます。
だってあの新社長、ネットの空気感とかわかんないんじゃないかな。憶測だけど、各メディアへの新社長の露出といい、日本独自の展開をと語ってることといい、社長周辺から「やれ」と言われたんじゃなかろうか。いや、知らないですけどね。

さすがに「自社のガイドラインに違反してる」って理由で引っ込めることになるとは誰も思ってなかっただろうけど。

あともうひとつ思うのが、

「don't be evil(悪行にはかかわらない)」

というGoogleのポリシーはもう守れなくなってきてるんだろうなってこと。ストリートビューの件に限らず「evil」の定義とかニュアンスって国ごとに違うし、そもそもこれだけ大きな会社組織になると抽象的なポリシーは徹底できない。「廊下を走るな」は守れても、「騒音を起こすな」になった途端に「騒音」の定義で混乱するのと同じ。

だから「Googleは悪いことしない」っていう期待はもうやめちゃおうと。とか書きながらGmail使ってるんだけど大丈夫かなあ。

[追記]
「透明性」ってぼくは今年のキーワードのひとつだと思っていて、オバマ政権の3本柱にも入ってるんだけど、どうせバレちゃう今の社会において、企業(当事者)自らが率先して開示していくことはマーケティング上、ますます重要視されていくと考えてます。

[追記の追記]
CNETの記事を読んだら、CyberBuzzの件であることは間違いなさそうですね。これを読む限り、CyberBuzzがペイパーポストである、というところまで認めちゃってるのかな。
もしそうだとすれば、サイバーバズ社は自身のサービスを「ペイパーポストじゃない」と言ってたと思うので、反論があるんじゃないかと。ていうか、サイバーバズ社の社長はWOMマーケティング協議会の世話人なので、立場的にも自社のスタンスをあらためて語ってほしいものです。

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コメント(6件)[コメントだけのRSS]

コメントありがとうございます!
新社長はソニーからきて1年くらい、このマーケティング担当者はMSからの転職組です。グーグルのポリシーの浸透度が低いことから起きた事故とも言えます。ローカライズの展開=ポリシーの崩壊にならなければいいのですが。

RedPenさん、コメントありがとうございます。
そうですね、ソニー出身の新社長は1年くらいですね。ネットのことも、ネット内でのGoogleの見られ方とか位置づけについてちゃんと理解してなかったんじゃないかなと思います。

ただぼくはこの程度のことでGoogleは謝らないと思ってたのでちょっとびっくりしました。

> ただぼくはこの程度のことでGoogleは謝らないと思ってたのでちょっとびっくりしました。

↑ちょっと笑っちゃいました。

謝るの早かったですしね。ブログマーケティングしかけた分、ブログ分析でちょくちょく反応見ててこれはまずい!と思ったんでしょうか。

早かったですねえ。USから指示が飛んだんだと思うけど、外資系って感じですね(苦笑

>ただぼくはこの程度のことでGoogleは謝らないと思ってたのでちょっとびっくりしました。

公式に出てきた謝罪が、内容としてちょっと不透明というご指摘もあるかと思いますが…今回の件では、現時点やこの延長線上にも直接誰かがが不利益を得るというものでもないのかなという気もするので、迅速な対応に僕も意外な感じがしました。
マーケティング手法として不透明な部分があったというのはあるけれど、消費者を欺いて自社の商品をアピールしたような手法とは、別の次元の問題だと考えます。
(しいて言えば、記事を依頼しておいて削除を求めるというのはあるけど、記事を書いたひとにはエージェントが個別にコミュニケーションをとっているわけですので…)

どちらかというと自分達のつくったポリシーを徹底するための対応なのでしょうね。

p-articleさん、コメントありがとうございます。
そうですね、まあなんていうかぼくの印象は、ジャイアンがのび太の「ひどいよ、ジャイアン!」ってひと言で、いきなり「悪かったな、のび太」って謝った感じです。いつもは「のび太のくせに生意気だぞ」って逆ギレするのに(Googleの場合は黙殺するのに)。

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