久しぶりにMarkeZineの連載を更新しました。
いま調べたら、前回のが去年の7月で、8ヶ月ぶりくらいの更新です。その間、何度も編集者に「そのうち」「いずれ」「あと少し」と能無しな作家のような受け答えをしてきたんですけど、さすがに8ヶ月はマズいですね。
けっこう赤裸々に事実を書いたけど、ほとんどそのまま掲載してもらえたのは感謝。「自由に書いてください」って言いつつ、「これはちょっと......」って編集者は少なくないので、MarkeZineのスタンスはすごいと思います。
ぼくはペイパーポストやペイドリンクの話は些末なことだと思っていて、WOMマーケティングを掲げた協議会でそんな議論をしてることもちょっと心配している。だってクチコミ醸成において(まあ仕掛けるって魂胆が嫌いなんだけど)素人のブログ記事なんて一翼すら担えてないわけで、研究するならテレビの効果とか、Yahoo!トピックの効果とか、渋谷Qフロントの大型ビジョンの効果とか、もっといいテーマ設定はあると思うんだけどね。
そもそもペイパーポストだけが悪いってことじゃないし(いや悪いし嫌いだよ)、この一連の話って問題がどんどん矮小化されてる気がしていて、ちゃんと本質を押さえとかないといかんなと思ってます。
記事広告のくだりは、ぼくも過去には「ペイパーポストは記事広告みたいなもの」と発言してたんだけど、どうも違うなと整理がついたので、あらためて書きました。
この記事が2年前だから、当時と比べるとちょっとは賢くなったのでしょう。
あ、そうそう。
内容についてはほぼそのまま掲載してもらえたんだけど、タイトルは変えられちゃいました。出したのは「誰のためのマーケティングか」でした。
まあ直してもらったほうが直球でわかりやすいですね。ぼくはついつい広告主にエールを送るタイトルをつけたくなるんだけど、これもポジショントークと言えばそうなるのかも。
[追記20090304]
ちょうどCNETのオンラインパネルディスカッションのお題が「口コミと広告の差はどこにある?」でした。ぼくもパネラーなので(ぜんぜん回答してないけど)こっちにも久しぶりに答えておきました。











コメント(6件)[コメントだけのRSS]
Markezine記事面白かったです!
投稿者: いちる | 2009年3月 3日 19:41
ありがとうございます!
投稿者: 河野
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2009年3月 3日 19:46
記事読みました。
私はマスコミの端くれで働いていますが、
ブログマーケティング(と自称している会社さんたち)の問題提起をキッチリ書くメディアがないことを哀しく思っております。
WOM協議会とに関しては、先日サイバーバズさん、
トレンダーズさんがどういう報告をして、改善方針を話したか、ということが漏れてきていますね。オフレコだったそうですが、やっぱりこういう情報は漏れますね。
2chあたりでも書き込みが始まっている、と聞いています。(未確認ですが)
WOM協議会というところが本当に日本のクチコミマーケティングの倫理規定をきちんとできるのかどうか、
外側から見ています。河野さんのような良識人が
キッチリ発言できる協議会であることを祈念しています。
応援しています。
投稿者: 尊敬します | 2009年3月 3日 22:46
コメントありがとうございます。広告で成り立ってる時点でマスコミも利害関係者になっちゃうので、中立的な意見は難しいんでしょうね。新聞でさえ購読料では半分くらいしか賄えないわけで。
ぼくのところにもオフレコ情報は漏れ伝わってますが、2chの書き込みは初めて聞きました。ちょっと検索したけど見つからなかったので、また探してみます。
あと残念ながら(?)ぼくはWOMマーケティング協議会にもその設立準備会にも関わるつもりはありません。
外野から気になったことはこういう場で発言していこうと思ってますけどね。
こんな感じでまとめてます。
http://marketingpedia.jp/index.php?title=%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%88%E5%95%8F%E9%A1%8C
投稿者: 河野
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2009年3月 3日 23:10
失礼しました。河野さんはWOM協議会のメンバーだと勝手に思い込んでました。っていうか、良識人はちゃんとメンバーでいるのかな??
マスコミも利害関係者に・・というくだり、耳が痛いです。
編集と広告は一応社内でしっかり線引きしている、と我々は自負しているけれど、そんなのは、それこそ自己主張、自己満足でしかないですからね。
それにしても、ブログって、本当に不思議なメディアですね。私はとても危険だと思っています。
一日に何度も更新するブロガーたち(芸能人含め)のことを、消費者はものすごく自分の身近な人だと思っている。
ブログによって、自分の価値向上できている人もいるけど、逆にバーを下げすぎている人もいますね。
理知的でもあり、感情的でもあり、庶民派でもあり、セレブっぽくもあり、というような多面性を打ち出し過ぎて、人格分裂みたいになってしまっている人もいる。自己同一性というものが崩壊してしまっている。
・・・ちょっと長く書きすぎました。私はブログはやってません。自分の想いや姿をネットを通じて不特定多数の人に発信する、という行為にとても違和感を覚えるからです。
河野さんのブログは好きですよ、引き出し多いし、首尾一貫しているから。(偉そうにすみません。)
では、また寄せさせて頂きます。
投稿者: 尊敬します | 2009年3月 3日 23:32
編集と広告(営業)が最近は線引きできてないって話も聞きます。通常の記事にも広告主からチェックが入ったりとか。
ただある意味それを広告主側が求めるのは当然なので、そことどう戦うかがジャーナリズムだし、ちゃんと守れるシステム(仕組み)を作ってほしいなと思いますね。
難しいから諦めます、ではなくて、難しいけどがんばります、と言ってほしい。
ブログによって分裂しちゃう人はいますね。
たぶんそれは不特定多数を意識し過ぎちゃってるんだと思います。あと(芸能人はさておき)有名になりたい野心が強すぎるんだと思います。
ぼくはそもそも彼らのように欲がないので、自分と自分のことを好きになってくれる少数の人たちと仲良くできればいいし、そういう人をイメージして書いてます。
足るを知るというか、身の程をわきまえてるので。ま、そうじゃない人が多いのも事実ですが。
投稿者: 河野
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2009年3月 4日 00:37