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2つの不安と3つの解決法

先日、Twitterに整理するために投稿したポスト。

二つの不安。何をすればいいのか「わからない」漠とした先行き不透明な不安と、それは自分にできるのだろうかという自信のなさからくる不安。

いきなり「らしくない」発言を垂れ流したので、知人をびっくりさせてしまったんだけど、ぼくが不安とかそういうんじゃなくて、ちょうど不安についての話をしたので、その整理として。
もちろんぼくにも不安はあるけどね。こんな生活がいつまで続けられるかわかんないし。

きっかけはデジカル香月さんとのミーティング。

その日ぼくは「社員が口にする不安には二つの意味がある。それぞれを分けて対処しないといけない」というようなことを話した。

"何をすればいいのか「わからない」漠とした先行き不透明な不安"は、初めての時には感じるもの。仕事や役割を与えられた場合、未経験であるがゆえに、実際よりも過大に考えてしまって動けなくなる。次何やっていいかわかんないから、指示待ちくんになったり、雛鳥と言われたり、逆ギレしたりする。

でもこういう不安はマニュアルを作ったり、段取りを示すことで解消できたりする。OJTが有効に作用するのもこっちのパターン。

それでも動けない人がいるのは、不安の種類が違うから。

"それは自分にできるのだろうかという自信のなさからくる不安"は、なかなか克服できるものではない。それこそ自己啓発書でも読めば、その週くらいはやる気に満ち溢れるんだろうけど、すぐにまた元通りになる。

もちろんぼくにだってこういう不安はあって、新しい仕事とか、大勢を前にした講演とか、そういうときには、不安や緊張、恐怖心に悩まされているのですが、以下の3つの方法で乗り越えています。

ひとつ目はその不安を受け入れるということ。向き合うと言ってもいい。
ぼくがいつも思い浮かべるのは、「SLAM DUNK」で山王戦の前の安西先生のセリフ。

IMG00651-20090817-1705.jpg

試合前の
恐怖心は
誰にでも
あるもの

それから
逃げずに
受けとめ

そして乗り越えた時に
初めて理想の
精神状態に
たどりつける

「SLAM DUNK」完全版20巻

ぼくも部活をやってた頃は翔陽戦のミッチーのように、試合前はよくトイレに行ってたし、いまでも講演前はトイレに籠もることが多いです。必ずしもウンコしたいわけじゃないんだけど。

やっぱり緊張するんですよ。うまくいかなかったらどうしようっていう不安は常にある。でも悩んだらどうにかなるものでもないし、「人事を尽くして天命を待つ」じゃないけど、やるだけやったら腹をくくるしかない。

だから事前の準備として、自分にできることをやり尽くしてたら、この方法がいちばん簡単です。

2つ目は考え方のアプローチなんだけど、秋元さん(秋元康)のスタンスを真似ること。
前にも書いたような気がするけど、秋元さんは「作詞できますか」って依頼に、「もちろんできます。むしろ得意です」みたいな感じで答えてたそうなんですね。自分の仕事の幅を広げるために、来る仕事を拒むことなく、どんどん受けていったと。

それをぼくはプータローの時期に読んで(場所も憶えてる、桜木町のワシントンホテルにあるコンビニの雑誌コーナー。雑誌は『SPA!』だったと思う)、えらく揺さぶられたのを憶えてます。

なので、やったことがないのは別にどうということではなくて、むしろ成功すれば自分の人生が変わるかもしれないっていうプラスの面を意識するようにしたら、前に進めるようになるんじゃないかと。

似たようなことは誰かも言ってたな。
「自分の知らない才能がそこで開花するかもしれないから、なんでも受けちゃう」って。誰だったかなあ。テレビで見たんだよね。

3つ目は正しく現状認識するということ。これはほんと簡単。誰かの受け売りとか引用とかじゃなくて、ぼくがやってることだから。

たとえば自動車の運転について、免許を持ってない人とか、ずいぶん乗ってないペーパードライバーは不安を口にするわけですが、一般の道路は事故が起こらないように、(上手い人ではなく)下手くそにあわせて整備されている。道幅とか、コーナーの角度とか。だからよほど裏道にでも入らない限りは、誰でもまっすぐに走れる。たとえ自分の運転技術が平均よりはるかに下であっても、事故ることはほとんどない。

そう、これはただの現状認識です。そしてこれは相対化の話にも通じます。
世の中にはそれを「できてる」人がいて、その人が普通の範囲にいれば、自分にだって十分できる可能性はある。マスターズでアンダーパーで回ることはできなくても、10万球くらい打ったらホールインワンは出せる(いや、適当に言ってますけどね)。

不安を口にする人は、成功の可能性の大きさを見ずに、むしろ小さいはずの失敗の可能性を過大評価しちゃってます。
だから正しく現状認識ができれば、そういうのは払拭することもできるはずです。

まあ不安なんてなくなるもんじゃないので、どうやって「いなす」かだけだと思いますよ。それを「受け入れる」って言う人もいれば、「乗り越える」って言う人もいるだけの話で、不安とどう向き合うかってだけの話です。

[追記]
なんか香月さんのエントリーから、どんジレくんのところにまで波及してるようで、ちょっとおもしろかった。

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コメント(2件)[コメントだけのRSS]

>雛鳥と言われたり、逆ギレしたりする。
逆ギレされると怖いです。キレた若者ですね。

間接的にですが解決策もらったので助かりました。ありがとうございます。

まあアドバイスを求めて解消(解決)する不安と、どうにもならない(腹をくくるしかない)不安があるので、いま自分が抱えてるのはどっちかを見極めることが大切なんじゃないかな。
もちろんいつでも相談に乗ります。

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