教えてもらったんだけど、ちょっとおもしろかったので。
生活者はインターネットという万能情報ツールを得て、AIDMA 時代から大きな進化をとげている。商品を知って(Awareness)から購入(Purchase)するまでの時間は大幅に短縮された反面、その間にある検討(Inquiry)局面は、従来とは比較にならないほど緻密で効率的になっている。
これまでも比較や検討を入れた購買行動プロセスの表現はあったんだけどね。AISCEASだと比較(Comparison)とか検討(Examination)を入れてる。まあぼくはこんなの頭でわかっときゃいい話で、なんでもかんでも入れ始めたら収集つかなくなるだけだし、この手のモデルはシンプルなほど良いと思うから、AIDMAとAISASでいいじゃんと思うけど。
余談だけど、AIDMAがまだちゃんと有効なのは前に書いた通りです。
これ2年前に書いてるんだけど、今でも状況はそれほど変わってない。実家のネット率は当時よりも高まったけど、デジカメの写真をメールに添付したり、地図を見たりするようになったくらいで、やっぱり非日常。
あ、そうか、この話は本にも収録してたはず。
で、話を戻すと、これからは「AISAS」ではなくて、「AIPUT」らしい。あいぷっと?
生活者はインターネットという万能情報ツールを得て、AIDMA 時代から大きな進化をとげている。商品を知って(Awareness)から購入(Purchase)するまでの時間は大幅に短縮された反面、その間にある検討(Inquiry)局面は、従来とは比較にならないほど緻密で効率的になっている。
特に強力なのは、使用(Use)後に発生するクチコミ(Tweet)や再クチコミ(ReTweet)だ。これが"Social Feedback"というクチコミパワーであり、ソーシャルメディアの真価なのだ。
画像が引用しづらかったので、PowerPointで書き起こしてみました(自由に流用してください)。
これを見る限り、最初の「AIP」にいたっては、従来の「AISA」でいいじゃんと思った。ていうか「Tweet」って言いたいだけじゃんと思った。
まあ「AISAS」は電通が商標登録してるので、他のモデルを作りたいというのはちょっとわかるんですが、これはいまいちな感じがします。
もちろん内容は間違ってなくて(だってほとんど同じだし)、ShareなりTweetなりで消費者が提供する情報が次の消費を生んでいく(影響を与える)というのも正しいです。AISASがループするって話はよく出てきますよね。
[追記]
怒られちゃうのかもしれないけど、あえて「AISAS」に ® は入れてません。












コメント(4件)[コメントだけのRSS]
個人的には、Inquiry 局面が極めて長い、という指摘に興味を持ちました。
もう少し言うなら「いろいろ比較検討しているうちに次の新製品が出たでござる」とか「新製品が出てから買えば良いか」みたいなのもあるかなあ、と。
Iを「興味が生まれ」ではなく「商品を調べ」とし、そのスパンが極めて長い、という分析が「ですよね」と私は思っていました。
商品が売れないんじゃなくて「ほんとうにほしもの」を探し続けているという、そんな感じ。
商品・サービスの過剰とも言える新製品ラッシュと、滝のように降ってくる情報の中で消費者はおなか一杯になっているのかな、と思います。
投稿者: ululun | 2009年8月21日 16:33
コメントありがとうございます。
> Inquiry 局面が極めて長い
それはもうずいぶんになりますね。価格.comのような比較サイト、評価サイトが出てきたり、ブログやSNSなどのソーシャルメディアが増えてきたことで、検索結果そのもののボリュームが増えてるし。
いろんな情報がデジタル化されて、さらにそれがネットにアップされて誰でもアクセス可能になったというのは、当然、購買行動プロセス(消費プロセス)に大きな影響を与えていると思います。
投稿者: 河野
|
2009年8月21日 17:35
初めてコメントします。
何か商品のスペックを「調べる」以外にも、「調べるものを調べる」、だったり「評判を調べる」といろんな「調べる」があるのも”Inquiry 局面が極めて長い”理由なのかなと思いました。
”調べる”こと自体が目的化しているのも最近の傾向かと思います。
投稿者: colon | 2009年8月25日 00:43
colonさん、コメントありがとうございます。
「調べる」のはこれまでも(時間的に)けっこう長かったんですよね。それこそクルマや家電を買う場合は、各社のパンフレットを集めて眺めたり、専門誌を買って評判(まあ提灯記事も多いんだけど)を読んで比較したり。
その情報源のひとつとしてインターネット(とくにCGM、ソーシャルメディア)が増えたのは事実ですが、大きな流れは変わってないことをわかっておかないとかえって混乱します。
> ”調べる”こと自体が目的化しているのも最近の傾向かと思います。
それはぼくにはちょっとわからないのですが、そうなんですか?
調べてるうちに熱が冷めることはあると思いますが、調べることが目的化しちゃうというのはちょっと想像できませんでした。
投稿者: 河野
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2009年8月25日 07:55