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正しいフィードバック

上司部下にも言える話だけど。

昨日のワークショップ後の反省会で、当番には直接伝えたんだけど、今回のようなケースの場合、ジャッジがいい加減だと(きちんと機能してないと)、そのせいで正しい答えが正しく評価されずに、回答者の自信を喪失させることに繋がる。
会社だと部下の提案を無能な上司が否定することによって、その社員のモチベーションが下がるだけじゃなく、場合によっては「自分の考え方は間違ってた」と(修正しなくていいのに)考えを改めてしまうことになるかもしれない。

今回も、みんなのジャッジを覚えてるわけじゃないんだけど(というかぼくのジャッジが他の塾生のジャッジに影響が出ないようにと思って、一番後ろにいたから、そもそもちゃんと見えてなかったんだけど)、ぼくが聞いてて「こりゃないんわ」という回答にけっこうな票数が入ったり、逆に「これはなかなかうまいな」と思うのに他の人は挙げなかったりと不可解なジャッジがけっこうあった。
もちろんぼくの判断がいつもすべて正しいわけではないけど、まあそれでもこれだけずれちゃうってのはなんかあるわけで。

そうして正しくジャッジの結果、間違った答えのほうが勝ったりすると、勝ったほうも負けたほうも勘違いしたままワークショップを終え、帰ることになる。
前述の通り、正しい回答をした人のモチベーションを下げたり、不要な修正を求めることになるだけじゃなく、本来改めなきゃいけないほうを増長させることにもなる。間違ってるのに。これは不幸。

塾生には厳しめに伝えたんだけど、ジャッジにはそれだけの責任感がある。
人が人を評価するってのはそもそもおこがましいことで、だからこそ厳格な基準を遵守しなければならないし、その基準が共有されてないと意味がない。可能な限り客観化・平準化するのも大事。
自分の好き嫌いだけで判断するケースもあるけど(いわゆる会場審査なんてのはまさにそれ)、新体操やスケートの審査でそんなことしちゃいけないわけで(まあ実際には国や人種によって点が甘かったり辛かったりするんだけど)。

結果的に相手を否定することに繋がるような審査をする場合は、ほんとはジャッジの採点結果も記録しておいて、「なんであそこで◎つけたの?」と問いただす時間を作ってもいいのかもしれない。

正しいフィードバックをしないと全員が不幸になるってことを、もう少し意識したほうがいい。これはぼくも指示が徹底できてなかった部分なので、ちょっと反省。

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コメント(8件)[コメントだけのRSS]

確かに正しくジャッジするってのは難しいことで、スポーツとかでさえ状況によっては判断に苦しむこともあるわけですよね。

なにが正しくてなにが間違いかという明確な答えがない場合には、まさになにか別の力とか論理が働いてしまって、本来たどり着くべきところと違うところに落ち着いてしまうってのは、確かに残念なことだし、可能であれば避けたいですよね。

とすると最後に書かれているようなジャッジの結果についてもみんなで討論するようなことが有効なのかもしれませんね。なぜ、そういう判断になったのだろうか、別の見方はないだろうかといったことを考えてみると、まったく違った結果を見出せるかもしれませんね。

ワークショップレポート、興味深く拝見してました。
スポーツの試合とは違って、こういった、意見や考えに対するジャッジというのは、「正しいかどうか」よりも、いろんな視点があるんだということを理解し納得できることの方が重要に思います。その上で、「内輪ならOKだけど、ビジネスとしては通らない。なぜなら…」ということまで考えられたらもっといいかなと。なので、ジャッジの基準をある程度キチンとするのも大事だけれど、納得感をもって終われるようなワークショップの組み立てが、より大事なのかなぁという気がしました。

ちょうどTwitterでもコメントいただいたんですが、スポーツのコーチングもそうですね。野茂やイチローの影で、コーチによって潰された選手が山のようにいるわけで。

ビデオを見返してみてると、ほんとにひどいですね。これでは誤解したまま帰ってそう。
(なので振り返り用に、いま全部メモってます)

>maruさん
おっしゃるとおり、完璧を追求するには限界があるので、条件付正解なのであればどういう条件なのか、そのあたりをきちんと話あって、納得する必要があるなと思いました。
ただ、そもそも無知によるものであれば、これはなんとかできますよね。ぼくが気にしてるのは、そこですね。

また、そもそもジャッジに異議を唱えてるのはぼくだけなのもどうかと思っていて、納得してない場合に簡単に折れちゃう(自分を無理矢理納得させる)んじゃなくて、そこで衝突を恐れずに主張する・できるような場を作らないといけないなと、これは塾長としての反省点ですね。

あーなるほど。無知によるものというのはそうですね。学び欲の問題だったりすると、意外と根が深かったりするかもですが。

ジャッジに意義を唱えてるかどうかというのも、唱えられるだけの経験とか知識とか感覚があり、つまり自分の考えがちゃんとあるかどうかということではないかなぁと。それも無ければ、全て「ああ、なるほど」になってしまうので。ってことは、これも無知によるものだったり…?

たとえば19×5を45+50=95と出す方法だけが正解じゃないわけで、20×5-5=95だっていいわけですよね。19=20-1なので。

そんときに先生が最初の考え方以外を否定すると、後者の考え方をした子どもは「これは間違ってるのか」と思ってしまうわけです。
そのくらい正しい評価、正しいフィードバックというものは大事なんだけど、実際にはもっとお気楽にいい加減なフィードバックをしてたりしますよね。

誰にも間違うことはあるので、間違ったことを責めたり非難するのは興味もないし、どうでもいいんだけど、自分が間違うのと同じだけ、相手も間違う可能性があることを自覚しておくべきかなと。

「自分が間違うのと同じだけ、相手も間違う可能性がある。と自覚する。」河野さんの、この言葉…すごいです。忘れずいたい言葉です。

nekotoさん、コメントありがとうございます。
完璧な人間なんていないので、忘れずにいたいですね。

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