海の向こうの話なのですが、いちおう触れておきます。
独立系ブロガーが、製品のレビュー記事を書いて報酬をもらったり、無料の製品提供を受けたりした場合に、これを明らかにしないと米連邦取引委員会(FTC)から最高1万1000ドルの罰金を命じられる可能性のあることが、FTCが米国時間10月5日に公開した改訂版「Guides Concerning the Use of Endorsements and Testimonials in Advertising(推奨広告と証言広告の利用に関する指針)」で明らかになった。
要はステルスマーケティングの根絶を狙った改訂なのですが、とってもわかりやすい記事があるので、こちらを読まれるのが良いと思います。
まあ当たり前のことしか規制の対象になってなくて、個人的にはこういうのを日本でもやればいいのにと思う反面、まあグレーゾーンだらけで運用は難しいだろうなとも思ったり。
本当はシンプルな話なんです。フェアかどうか、ただそれだけ。便宜を受けたならそれを開示する、メディアは読者に対して透明性の担保を自らの責任において果たすというだけの話なんだけどね。そもそもメディアの自覚がないか、メディアって言ってるわりには責任感のかけらもないかって感じの人が多いだけで。
で、まあこういうのは前々から何度も言ってるんだけど、ブロガーや広告代理店をどうこうしようとしてもムダで、金を出す企業側のマーケターに向けて啓蒙するしかない(それでも根絶するのは難しいと思う)。
ちょうどこの一連の記事を読んでたのもあるんだけど、こないだのmixbeatのワークショップに向かうクルマの中で頭に浮かんで、あとでTwitterにポストしたのがこれ。
(マーケティングに限った話じゃないけど)マーケティングには守るべきものとして、リーガル・モラル・プライドの3段階がある。リーガルは必ずだけど、それ以外はその人(会社)次第。ペイパーポストとかを論じるときはこれが頭にないと話にならない。
ちょっとだけ詳しく書いたのがこちら。サボってばっかりだったんだけど、久しぶりに「ですます」調の文章を書いた。
この記事では本の販促を例に説明してます。ぼくの本はあんまり売れてないんだけど、増刷かかるほど売れまくるようにしなきゃと思う一方で、どうしても献本はやりたくなくて、つまらんプライドと言ってしまえばそれまでなんだけど、媚びるようなマネはしたくなかったんですよね。
あの本にはいくつかの妥協があったんだけど(本屋で目立たせるために装丁を金と銀の2パターン用意したいとか言ったけどダメだったとか)、ここだけは断固拒否して絶対にやらないことにした。けっきょくニフティ時代の上司と当時アシスタントやってくれてた拓也と毎年まとめエントリーを書いてくれてるフジイくんの3人にはプレゼントしたんだけど。
そういう自分自身の判断も思い出しつつ、でもそこでプライドなんて捨て去って、持ってる名詞の宛先全員に献本しまくってブログに書いてもらったり、時間を決めて友だちにAmazonで購入してもらったり、自腹で新聞広告出したりとかして、徹底的に売るための努力をしてる人もやっぱりすごいと思うんですよね。
社会で生きてる以上、法律やルールには従わなきゃいけないけど、実際にはそうじゃないところでぼくらは個別にアリナシを判断しているわけです。
だからこの手の是非論ってのはほとんどの場合、ただの好き嫌いだったりするわけで、その自覚がないままに話をすると、永遠にかみ合わない。
まあ本人がダブルスタンダードな振る舞いをするのは言語道断というか、ちょっと相手するだけ時間のムダって感じですけどね。
立場が違えば主張も違って当然なので、自らのスタンスをはっきりさせた上で、もっと議論をすればいいのになと思います。
それこそサブリミナル効果はそもそもほんとにあるのかどうかもわかんないエセ科学なので放置しといてもいいとしても、サクラバーガーのようなステルスマーケティングについては、もっと意見が出たらいいのにね。











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