久しぶりに『宣伝会議』を買ったのは、特集が「企業とソーシャルメディアの関係」だったからなんだけど、まあこれが「群盲、象をなでる」かのようで、ぜーんぜんわかんないんですよ。言ってることがバラバラで。
(「群盲、象をなでる」ってのがわかんない人は調べてね)
中には「日本のソーシャルメディアの課題とは?」の問いに対して、
ブログやCGMまたはオンラインゲームコミュニティサイトを"ソーシャルメディア"と呼ぶ誤解が非常に多いが、これらはソーシャルメディアではない。
と断言してる人までいて、さっぱりわかんない。
たしかに「ソーシャルメディア」ってよくわかんないんだけど、さすがに「ソーシャルメディア=SNS」ではないだろうと。
ポジショントークはどんどんすべきとさっき書いたばっかりだけど、こういうのはちょっとなあ。でもま、いっか。
ソーシャルメディアってなんなんでしょうね。キーワードとしては「繋がる」や「参加」だと思うんですが、どっからどこまでとなるとなかなか難しい。
ウェブはそもそもオープンでフラットなもので、「ユーザーの自由な発信」だけなら無料ホームページの頃と変わらないわけで。オンライン上で友だちを作る行為なら、それこそNIFTY-Serveの頃からあったわけですしね。
ソーシャルメディアを語る際に、そもそも論として、圧倒的にユーザーが増えたというのがあるわけです。これは技術の問題じゃない。ケータイなども含め、インターネットに参加する人が増えたので、それぞれの繋がりに意味が出てきたことが大きい。
また単にブログなどで発信するだけじゃなく、閲覧とか支持票とか小さな行動に至るまでデータ化されて、そこに意味を見いだせる用意なったのは技術の問題。
でもまあ「インターネットとは」とか「ホームページとは」が定義しづらいように、ソーシャルメディアもなんとなくこういうもんだよねってわかっとけばいいと思う。
それよりも。
この特集のまとめとして、
ソーシャルメディアの進化は、
マスメディアの衰退だけが理由ではないマーケティング活動の起点は、
「顧客の声」であるべきという警告である
とあるんだけど、こっちには強い違和感がある。
「顧客の声」が無視できないのは同感なんだけど、起点かどうかという意味で言うと、絶対に違う。さすがにこの話が「プロダクトアウト」に対しての「マーケットイン」という意味だけで語られていないとは思うけど、これだけモノが溢れて、価格(Price)が圧倒的な差別化要因に成り下がっていて、顧客の言いなりになっても成功するわけがない。いまこそプロダクトアウト側に振った考え方に立ち戻るべき。
大事なのは顧客に納得してもらうことであって、そのためにソーシャルメディア「も」使って企業は自らの考えや思いを伝えていかなければならないというのはそのとおり。
自分のことを思い返せばわかるけど、顧客はわがまま。だけど聞く耳を持たないわけではないから、ちゃんと対話する。それでもわかってもらえないなら諦めるしかない。
顧客を信用するのはいいけど、顧客に依存しちゃダメ。顧客に答えを求めるなんて、怠慢もいいところ。
最初のボールは自分から投げることを、強く自覚してないとうまくいくわけない。
最後の結びとして、
マスメディアが衰退しているから、ソーシャルメディアが盛り上がっているわけではない。本来、企業のマーケティング活動は、顧客の声が起点となるものだ。ソーシャルメディアの登場は、これまで一方的に情報を発信し、顧客の本音に耳を傾けたコミュニケーションを意識してこなかった企業に対しての「警告」なのかもしれない。
(『宣伝会議』44ページ)
とあるけど、これまで多くの企業は耳を傾けてこなかったのかな? なんか簡単にまとめすぎてる気がする。
買って読むほどかっていうと微妙です。
















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