smashmedia

« 企業はすべてのTweetに答えるべきか | メイン | 「とりあえずメモ」派 »

企業のTwitter利用目的(暫定版)

Twitter企業利用実態調査のデータを見ながら感じたこと。

  • 2009年に入ってから取得したアカウントがほとんど
  • アカウントに大文字を使ってる企業がけっこうある
  • フォロー数は0もしくは被フォロー数と同じというのが大半
  • RTはほとんど使われていない
  • 半分くらいは別サイトへの誘導を目的にしている

Twitterアカウントの利用目的についてはいろんな人が分類してると思うので、ざっくり分けてみました。超暫定版です。そのうち見直すかも。

宣伝・PR型
別名メルマガ型。メルマガと同じで一方通行的。
ニュースリリースのRSSやブログ等からの垂れ流し。
サイトへの流入目的。

情報提供型
垂れ流しではなく、いちおうちゃんとつぶやいたり話しかけたりしている。
でも別に誘導したいサイトがあって、そこへの流入経路として活用。
実況や求人なんかも。

販促型
在庫処分目当てのタイムセールなどに利用。クーポンの発行とか。
Dellのケースが有名ですが、ホテルの空き室を流したりする事例もありますね。
これはfollow数がけっこういないと難しい。

アクティブサポート型
CRMの一環。
Twitter上で自社ブランドについての不満をつぶやいているユーザーに対して問題解決を行なう。
Tweetの大半がリプライ。

ブログ型
社長や担当者の人間味を伝えるために利用。
独り言以外にもリプライやRTなども使う。

まあ発信目的については業務時間中にやることの理由付けという点でも何かしらそれっぽいことをKPIとして提示する必要があると思うんですよね。この手の活動は一概に短期的な成果として測れるものではないにせよ。

ユニクロのように販促の場合はほぼ自動化できると思うんですが、加ト吉やサブウェイやモスバーガーの場合はどの部署の人がどの予算でやってるのか気になりますね。
本当はそんなこと(予算とか)気にしなくていいならそれに越したことはないけど、国と同じでちゃんと事業の正当性を仕分けるためにも目的と経費は明確にしないといけない。たぶんここで苦労してる方は多いと思うけど。

とりあえず「何を語るか」について社内を説得するよりも、「何が語られているか」を把握する、つまりレピュテーションマネジメントの方向からオンラインモニタリングの重要性を説いていくほうがいいんじゃないかと思ったりするんだけど、どうなんでしょうね。
ネットの声なんて無視しとけばいいなんて上司もけっこういそうですよね、それこそECじゃなくてリアルな商売をされてる場合はとくに。

[追記]
こちらも参考に。

データはこちら。

[さらに追記]
米ベストバイのようなパッシブサポート(従来型の聞かれたら答えるサポート窓口)としての活用もあるんですけど、日本ではやってないですよね。
どこか積極的にやってる企業アカウントを知ってたら教えてください。

感想メール

感想を送る感想をメールで送る

トラックバック

この記事のトラックバックURL:

コメント(18件)[コメントだけのRSS]

お世話になっております。自分の周囲(事業会社側)の話題だと、不況下において別コストを持てず、でも上層部から「まず始めろ、かつ現業と平行で」が多くて結果(企画自体も運営も)失敗してるケースが多いように感じます(あくまで感覚としてですが)。そのかわりKPIも緩いのかもしれないですけど。。

foomingさん、コメントありがとうございます。
「まず始めろ、かつ現業と平行で」という上司なら説得のしがいがありそうな気もしますけどね。でも軽く考えてるのを正すのは難しいのかなあ。

必要性を感じない、すぐROIの話になる、といった上司のほうが厄介なんじゃないかと思います。
ぼくが聞く範囲ではそもそもやらせてもらえないとか、リスクなどの反対意見がたくさん出てくるほうが多いんですよねえ。

失礼しました。自分の周りといいつつ「(主にECを中心とした)ネットビジネス」に偏っていたかもしれません。そのためにリスクに関して議論が少なかったのかもしれません。

ただ仰るように「軽く考えてる」が故に「担当者の選定が曖昧」「完全外部委託」「(メルマガなどに変わる)販促手段だと限定して理解されている」といった問題があるようです。

特に最後の点(販促限定)に関しては、河野さんの分類にあるようにtwitterにも色々な手法があることは説明するものの、「軽く考えていながらも、販促手段に限定して理解されていて」ROIというか効果(=売上貢献度)の抽出だけは厳密に求められているという話を聞いています。

まずは「あくまでコミュニケーション媒体である」という理解の促進が前提で、その上でその事業に合った利用手法の検討なのでしょうが・・この第1ステップが意思決定層においてはなかなか難しいようです。特にブレーンの広告代理店が「話題の/最新の販促ツール」として上層部に売り込んできていたりするから尚更、という側面もあるようです。。

販促限定のイメージが強いのはDellのケースばかりが喧伝されてるからでしょうね。それこそこないだの『日経MJ』にしても、たくさん出版されてるTwitter本にしてもこうしたケースをメインで取り上げてるんじゃないでしょうか(Twitter本は読んでないので誤解があるかも)。

またぼくはROIを要求する経営者サイドの気持ちはわかるんですよね。なんでもかんでも「コミュニケーション」で片付けようと、ある種の免罪符のように使う人が増えてるのも事実なので。

物わかりの悪すぎる上司がいるのも事実ですけど、同様にろくすっぽコスト意識のないままに自分がやりたいからという理由でTwitterやソーシャルメディアマーケティングを提案してる人もいると思うんですよね。

短期的なメリットは小さくても、それが中長期的なメリットに繋がることをきちんと説明することや、どういう組織が必要なのかなど運営体制やリスクについてきちんと話せる人が少ないんじゃないかな。それこそ事業仕分けでぜんぜん答えられない官僚のように。

もちろんちゃんと答えられないからやる価値なしではないのですが、答えられない以上はわからないと判断されてしまうのは当然のような気もします。

という懸念もあって、できるだけデータを公表していきたいと思ってます。

加ト吉は、こないだ勉強会を開催していたんですよ。
私は仕事の都合上参加出来なかったので詳しくはないのですけれど、ウェブサイト担当の方が中心となったチームで三人体勢(男性一人、女性二人)という事だけは知っています。
予算なんかがどうなっているのかは直接聞いて見ると良いかもしれないですね

加ト吉は勉強会を開催してたんですね。
それはTwitterの?
これかな?

#prospect_jp - Twitter Search
http://search.twitter.com/search?q=%23prospect_jp&lang=ja

あとで読むかも。

利用目的によって成果の計り方も違うと思います。
サイト流入なら流入数、アクティブサポートならサポート件数?など。
なのでそれも併せてまとめると、導入を検討する担当者の助けになると思います。
「~~を目的としてtwitterをはじめたいと思います。成果は~~で計測します。目標値は~~です。経費は~~、リスクは~~です」みたいな。

うん、KPIは当然のことながら目的によって変わるよね。ただこれってTwitterの導入という小さい話じゃなくて、全体のマーケティング戦略の一助としてどう関わらせるかが大事なので言い切るのは難しいかも。
だからこそ実例を結果だけじゃなく、事前の目論見やプロセス含めて公開する企業が増えたらいいなあと思うわけです。

Twitter経由でお邪魔しました。

ユニクロが参入されて
企業がどれぐらい使い、どんな使い方か
参考になりました。

私自身も、まだTwitter歴は長くないですが
つぶやき+宣伝・PR型で使っています。

ブログへのアクセス解析を見ると
まぁまぁ、Twitter経由でのアクセスが
増えてきているのが解りました。

どれぐらいそれが有効かは
やっぱり、フォロー数にもよるでしょうけれどね。

moonhappinessさん、コメントありがとうございます。

ユニクロはUSのDELLと同じような使い方をされてますね。あれだけfollowがいるとECの売上にどのくらい寄与しているのか気になりますね。

スルガ銀行の中の人です。9月からはじめましたがリリース配信+αだけでしたので、非常に参考になりました。同業ではebank_Timesさんがリリースだけから最近大きく方向転換されています。ご参考まで。

manabitoさん、コメントありがとうございます。
ぼくは別に宣伝だけでもそれは自由に使えばいいんだから他人がとやかく言うことはないと思います。だって興味なければフォローしないだけだし。
ところでスルガ銀行のサイトでTwitterの紹介がないのはなぜですか?

TOPページの左下のティッカーで宣伝していたのですが、ボーナス時期は、住宅ローンに差し替えています。来月のメルマガに載せるあたりで戻そうと思っています。

あ、うれしい。回答いただけた。
なるほど。意図的に伏せてるわけではないのですね。ブックオフオンラインではまだまだ重複率が低いだろうという判断でECサイトでは伏せてブログからの紹介に留めてます。

@hitoshiと@butagumiの中の人です。

加ト吉さんとは年末のセッションでご一緒した時にお聞きしたのですが、ツイッターについてはほぼ9割以上が広報宣伝の部長さんが一人でやっていたようです。他のスタッフもアサインされてはいますが、多分現在も似たような状況かと。
ツイッターを開始するときも、上司(つまり社長さんですね)には一切事前に相談せず、独断で始めたと。結果を出してから追認させるという形を意図的に取っておられて、さすがだと思いました。(そのかわり、予算については全く計上できなかったでしょうけれど)

ちなみにメンションには全部返すそうですが、あそこまでの対応を現業と平行でこなすというのは普通の人ではなかなか難しいんじゃないかなと思います。ただ一言返すだけでも、相当な負担になっているはず。
誰でも簡単にできることではないですよねー。

以上長文コメント失礼しました。

@hitoshiさん、コメントありがとうございます。
加ト吉(テーブルマーク)さんの運用は日経ビジネスオンラインの記事を読みましたが、おっしゃる通りほぼおひとりでやられてるようですね。
「結果を出してから追認させる」というのは、なかなか難しいと思います。このケースではテレビや雑誌に取り上げてもらえて、それこそえらい人が好きな広告換算価値で報告できると思うのですが、もしこれが悪いほうに転がってコールセンターに問い合わせが大量にかかってくる(いわゆる電凸)ようなことが起こると本人が辞表を出したところで収まる問題にならないことだって考えられます。

ぼくはこういう独断専行的なスタンスをまったく評価しないわけではありませんが、やはり企業コミュニケーションというのは各部署と連携しつつ進めていかないといけないと思います。必ず他部署に負担はかかるのですから。

そういうのも含めて、みなさんで事例を共有していけるといいですね。

そうですね。彼の場合はそれなりの権限があったからできた部分があると思うのですが、その彼を持ってしても、始めてしばらくの間は「いつも背広の内ポケットに辞表を入れてた」らしいです。多分、比喩ではなく本当に用意していたのでしょう。
そこまでの覚悟を持って会社のためにツイッターを運用できるか!?と聞かれたら、殆どの人は無理でしょうし。おいそれと真似できることではないですね。

いまならもし辞表を書くことになっても本人は再就職ができると思います。そういう人材を求めてる(ソーシャルメディアを積極的に活用したいと思ってる)企業はあるので。

ただそれで企業が負った風評被害が収まるわけでもなく、責任の取り方としての辞表はそもそも間違ってると思います。
個人的にはそういう浪花節は好きだし、そういう人と一緒に働きたいと思ってるんですけどね。

コメントを投稿(SPAM以外なら大歓迎です!)

この情報を登録しますか?
コメントへの返信をメールで通知しますか?

(コメント投稿に少し時間がかかることがありますが、クリックは一度だけでOKです)

※質問は掲示板でも受付けています。

関連記事(実験中)

「シムエントリ」には「ぽぷる」のデータが使われています。感謝。

« 企業はすべてのTweetに答えるべきか | メイン | 「とりあえずメモ」派 »

最近のエントリー

カテゴリー別アーカイブ

月別アーカイブ

過去のダイジェスト(オススメ記事)

  • あわせて読みたい
  • TwitterCounter for @smashmedia
  • track feed
  • スカウター : smashmedia
  • この日記のはてなブックマーク数
  • 人気ブログランキング - smashmedia
  • Real Time Web Analytics