すごくいい情報だったので共有します。
ここにHarvard Business Reviewに掲載された記事が翻訳されています(感謝)。インテルがソーシャルメディア活用に関するトレーニングをどのようにしているかが書いてあるので、ぜひ読んでください。
とくに強調しておきたいのはここ。
ただ単にソーシャルメディアのポリシーを導入しただけでは、従業員がそれを理解し、日々の業務に活かせるようになる、ということにはならない。そうではなく私たちが行っているように、従業員はどのようにソーシャルメディアを活かして仕事の成果に結び付けられるようになるトレーニングを受ける必要があります。トレーンングとポリシーの両方が従業員のソーシャルメディアへのかかわりを増大するためのフレームワークとなります。
ほんとにそのとおり。
ガイドラインやポリシーを作るのはじつはそんなに大変じゃない。どっかの会社のを流用したっていいし、数人で数日もあれば(おそらく数時間で)作れちゃう。
(じっさいブックオフオンラインのブログポリシーを作る際もインテルをはじめ、数社のを参考にしました)
難しいのはそれを徹底すること。
でもソーシャルメディアマーケティングについて語る大半の人はこの視点が欠けまくってる。作ったガイドラインなりポリシーなりをどうやって社内に浸透させるかとか、運用を徹底させるかについての部分がいちばん大変なんですよ。それこそ一年がかりだったりするわけで、代理店にはそこまで入り込んでアドバイスなんてできないって知らん顔するのは簡単だけど、でもあなたのトイ面にいる担当者はその重圧や苦労を乗り越えなきゃいけないわけで、それも理解せずにアクセルだけ踏んでも意味がない。
いまに始まったことではないし、ネットに限った話でもないんだけど、とにかく無責任に提案をする人が多すぎる。で、検討や調整に時間がかかったりすると「あそこはダメだ」と非難する。時間をかけりゃいいってもんでもないけど、普通の会社は時間がかかるって。
早く始めなきゃいけない理由がノウハウを蓄積するためなら、それこそ提案者であるあなたがノウハウをしっかりため込んでその企業にあったやり方を教えてあげればいいわけで、なにもクライアントを実験台にする必要はない。
そもそもほとんどの企業にとって自社の顧客とソーシャルメディア上では対話不可能なんだし。様子見でいいじゃん。いまの段階ではひとりのユーザーとして使ってみる、ソーシャルメディア上の消費者の声を追いかける(モニタリングする)で十分で、そこまでやってみて話しかけたいと思えばブログを始めたり、Twitterを始めればいい。
そういう相手のペースにあわせて支援できない時点でソーシャルメディアなんて繊細なものを扱ったらダメだと思うけど、売上を早く立てなきゃいけないとかいろいろ事情もあるんでしょうね。
話を戻して。
インテルではこんな感じで運用してるそうです。
- 企業が社員のソーシャルメディア活動を最大化するにはガイドラインとトレーニングの両方が必要
- 部門間を超えた専門家チームがそれぞれの視点からリスクやベネフィットを共有しつつガイドライン等を策定した
- ソーシャルメディアスキルアップのための特別なオンライン大学があり、世界中の社員に公開されている
どれも納得です。1点目と2点目はじっさいに自分でも話してきたことだけど、3点目はなるほどなあと思った。まあグローバル企業だからというのもあるんですけど、今後入社するスタッフのためにもオンライン上(イントラネットで十分)にアーカイブしておくことは大事だなと思った。ふむふむ。
オンライン大学ってのはいいな。
ブックオフオンラインのオンライン大学って書いてるだけで混乱しそうだけど。
今年は企業内大学を開校しようと思ってたけど、このへんのソーシャルメディアの話もしていきたいし、それをちゃんとアーカイブしておかないと。
原文はこちら。











コメント(4件)[コメントだけのRSS]
続けての投稿となってしまい申し訳ありません:-)
元記事、私も読みました。
インテルの取り組みはとても参考になります。
ただ、中小企業の規模で専門家チームを組織化するのはなかなか難しく、
また、ソーシャルメディアに取り組んでいる人材も少ないため、
実は最近、少々往生しています。
ということで、
「本名・所属を明かしてソーシャルメディアに取り組んでもらう」という
OJT形式のトレーニング実施を検討しています。
(私が自分自身で実践しているのもこれです)
「本名・所属を明かす」ことがポイントで、
緊張感を保ちながら、ソーシャルメディアのスキル向上に一定の効果があるのではないか、と期待している次第です。
投稿者: @yuzo_akakura | 2010年2月25日 14:45
おっしゃるとおり、よほどの大企業でもなければ専任のチームを作るのも難しいし、社内に専門家と呼べるほどの知識や経験を持った人も少ないと思います。
(だからこそ外部の企業が支援してほしいんだけど)
OJTというのは(ちゃんとトレーナーが付き添うという本来の意味でなら)とても有効だと思います。
「本名・所属を明かす」というのは「どこで」そのトレーニングをやるかにもよると思うのですが、具体的にはブログでやられてるんですか?
それとも社内の閉じた環境でやるんですか?
投稿者: 河野
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2010年2月25日 15:50
"「本名・所属を明かす」というのは「どこで」そのトレーニングをやるかにもよると思うのですが、具体的にはブログでやられてるんですか?
それとも社内の閉じた環境でやるんですか?"
ざっくりと三段階で考えています。
ちなみに、対象は主に記者です。
第一段階:社内SNS(ほぼ全員を想定)
⇒社内コミュニケーションの楽しさを感じてもらう
第二段階:Twitter(ほぼ全員を想定)
⇒社外コミュニケーションの楽しさを感じてもらう
第三段階:ブログ(選抜メンバを想定)
⇒情報発信の楽しさを感じてもらう
昨年末に社内に「ソーシャルメディア研究会」という組織を立ち上げたのですが(私もその一人です)、ここのメンバーが中心となって啓蒙プログラム、及び教育プログラム(with ガイドライン)を作成し、時間は掛かるかもしれませんが、社内に影響力のある年長者から順に一人ひとり個別に啓蒙・教育していきます:-)
最終的にはブロガーを養成するためのプログラムを策定・実行したいと考えています。
まだまだまとまっておらず、拙い文章となってしまい恐縮です。
細部についても書きたい事はあるのですが、とても長くなりそうです…そうですね…続きはブログで:-)
投稿者: @yuzo_akakura | 2010年2月26日 10:45
なるほど、それは有意義な試みですね。
やってみた結果などもぜひ共有してください。ブログでの続きも楽しみにしています!
投稿者: 河野
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2010年2月26日 10:56